ガス関連Q&A

【Qa 1】窒素N2ガスはどのような分野・目的で使用されていますか?

【Aa 1】

詳細は用途例を参照下さい。食品・医薬品(鮮度保持、変質防止他、Aa3も参照下さい)、電気・電子(雰囲気ガス)、金属(酸化防止)、窯業(風合い向上)、樹脂(酸化防止) 等

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【Qa 2】防爆用にはどの程度の窒素純度が必要ですか?

【Aa 2】

詳細は、技術データを参照下さい。窒素ガスは色んな分野で防爆、可燃性ガスのパージ等のために使用されており、一般的には純度が95%以上のものが多く使用されています。

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【Qa 3】酸化防止にはどの程度の窒素純度が必要ですか?

【Aa 3】

窒素ガスは、無味無臭で水への溶解が殆ど無い不活性ガスです。この性質を利用し、色んな分野で酸化防止のために使用されています。
例えば食品分野では、a) 食品の酸化防止、b) 細菌の発育防止 用として広く利用されています。但し、静菌(菌の発生を抑制)作用はないため、カビの発育防止のため、包装用置換ガスとしては、一般的に純度が99.5%程度のものが使用されています。窒素ガスの水への溶解度をここに示します。
食品分野での使用例では以下があります :

①お菓子バック
99.0%、鮮度維持用(変色防止、油の変質防止、カビ防止)
②果実・野菜ジュース製造・充填
99.0%、製造工程中及び容器充填後の変色防止
③かつお削り節パック
99.9%、鮮度維持用(変色防止、風味維持、防虫)
④コーヒーパック
99.9%、風味保持用

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窒素ガス 排気ガス

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【Qa 4】空気中の酸素O2、可燃ガスの置換に必要なN2ガス純度、量は、幾らですか?

【Aa 4】

例えば、上右図に示すような食品・御菓子類のガス置換・充填包装などのように、一般に密封容器内の酸素濃度を0.5~1.0%にする場合、空気中に約21%含まれている酸素O2ガスを、或いは、可燃性ガス(”防爆:爆発防止用窒素ガスについて”を参照)を置換する際に必要な窒素N2ガスの必要量は、目標酸素O2濃度と使用窒素N2ガスの純度により異なります。詳細は、こちらを参照下さい。

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【Qa 5】N2ガス純度とは? PSAで製造したN2中の不純物ガスは?

【Aa 5】

酸素濃度計(センサー)で測定した酸素濃度を引き算したものを通常N2ガス純度と呼んでいます(カタログ等に記載)。
空気中から酸素を除去した残りの純度を示しているため、空気中の不活性ガスであるアルゴン(Ar)など稀少ガスが含まれます。
右図は、PSA装置で窒素ガスを製造した時のN2ガス中の不純物濃度の分析例です。Ar、He、Ne、H2、CH4は原料空気中の濃度と余り変りませんが、CO2、COは、減少します。 (周辺環境、装置の種類等によりこの結果は、変化します)

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製品窒素ガス(PSA装置)中 不純物ガス分析例

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【Qa 6】N2ガスの露点、水含有量は幾らですか?

【Aa 6】

PSAで作られるN2ガスの露点 (水蒸気を含む気体を冷却したとき、凝縮が始まる温度) は、その純度により、一般的に下表のようになります。露点が分かると、その窒素ガス中に含まれている水分含有量/濃度が計算できます右下図に大気圧下の露点における濃度(vol ppm)水蒸気圧(mmHg)を示します。

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N2ガス純度 概略露点
@ 大気圧
蒸気圧
mmHg
濃度
vol ppm
99% -50℃ 0.0295 38.8
99.9% -55℃ 0.0158 23.4
99.99% -60℃ 0.00808 10.6
> 99.999%
(深冷法)
< -76℃ < 0.00077 < 1.01
(装置により露点は異なります)

膜式窒素ガス発生装置で作られるN2ガスの露点を右図に示します。水は膜モジュールでの透過速度が速いため排気側から排出され露点が低くなります。

10℃以上の水分量、加圧下露点は、湿度:空気中の水分量を参照下さい。

膜式窒素ガス発生装置 製品窒素ガスの露点

濃度 露点 蒸気圧

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【Qa 7】N2 1kgは、何m3ですか、Sm3とは?

【Aa 7】

N2 1kgは、0.8Nm3で、1kg / 28kg/kmol x 22.4 Nm3/kmolで計算できます。Sm3とは、35℃、1atm基準の商取引上用いられるガスの容積単位です。各種ガスの使用単位毎の換算係数を技術データに示します。

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【Qa 8】N2ガス使用量が変動、或いは 間欠使用の場合は?

【Aa 8】

瞬間的に多くのN2ガスを使うが平均的には少ない、或いは、波状のような使用方法の場合は、バッファータンク(ガスホルダー)の設置を推奨しています。

タンク圧0.27~0.5MPa

窒素ガス使用パターン

例えば、上右図のようなN2ガスの使用パターンの場合は、3m3のタンクを設置し、上右図ピンク線のようにタンク内の圧力を変動させる事により間欠使用時の瞬間的な流量を吸収すると共に、N2ガス発生装置の流量を少なくする事が可能です。この場合の装置構成例を上左図に示します。

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【Qa 9】ガスボンベ交換/残量管理の手間が省けないですか?

【Aa 9】

ガス発生装置を使用すると、スイッチを入れるだけで窒素ガス、酸素ガス、水素ガスなどが直ぐに供給可能です。
ボンベ管理や交換の手間が省けるだけでなく、大きなコストダウンに繋がります。以下を参照下さい。

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【Qa 10】市販窒素ボンベ一本の充填ガス量、ボンベの重さは?

【Aa 10】

ボンベ容器の容量は、47L、10L、3.4Lなどがあり、一般的に14.7MPaで充填しますので、概略のボンベ一本あたりの充填ガス容積は、各々7m3、1.5 m3、0.15m3です。詳細は、こちらを参照下さい。
47Lボンベ (高さ約1,365mm、直径約232mmが一般的です) の空重量は約53kgで、窒素ガスを7m3充填すると約62kgになり、かなり重いため、取り扱いには注意が必要です。

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ボンベ

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【Qa 11】空気中にN2、O2は幾らありますか? その他どんなガスがありますか?

【Aa 11】

空気がないと人類が生きてゆけないのは皆さん承知のことですが、空気中にどのくらいの窒素があるかご存知でしたか? 78%含まれています。酸素は21%含まれています。因みに、作業雰囲気などで、酸素濃度が18%以下になると頭痛などの症状が現れますので注意が必要です。空気中の主要なガス成分の詳細は、こちらの大気の主要構成成分を参照下さい。
JIS W0201-1990 標準大気の表2に海面近くの清浄な乾燥空気の組成が示されており、それによると、二酸化炭素よりも低濃度の微量ガス成分は右図のような成分、割合で存在している記載されています。高度90~95kmまでの乾燥した清浄な空気の組成は、実質上一定と記載されていますが、時刻又は場所によって大きく変動することがあるとも記載されています。

標準大気の微量成分

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【Qa 12】酸素ガスの使用分野は、純度/不純物は、? 酸素富化燃焼とは?

【Aa 12】

詳細は酸素ガス発生装置を参照下さい。燃焼装置、各種炉吹込み、酸化化学反応、下水硫化水素抑制 等
純度は、PSAの場合、最大93%、通常は90%が一般的です。酸素以外の不純物は、酸素ガス発生装置のページを参照下さい。
空気にPSA等で製造した酸素を添加し、空気中の酸素濃度を21%以上にした支燃性ガスを用いて燃焼効率を高める酸素富化燃焼は、空気燃焼と比べて高い火炎温度が得られるとともに、支燃性ガス中の窒素分を低減する事が出来るため、排ガスとして持ち去られるエネルギーを低減することができます。そのため、省エネルギーおよび炭酸ガス排出削減に貢献する技術として、高温の加熱炉や溶解炉等、各種燃焼アプリケーションへの応用が検討されています。特徴は、こちらを参照下さい。

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【Qa 13】液体酸素O2が、磁性、薄い水色を示す理由は、?

【Aa 13】

酸素原子は2個で1個の酸素分子を形成し、16個の電子の内、スピンが打ち消されないもの(不対電子)が2p起動に2個残ります。それが磁性の元になり、液体酸素は常磁性体で、磁石で液体酸素を動かすことができます。
電子は光エネルギーで、エネルギーの高い状態(励起状態)に上がることができます。液体酸素は、可視光の赤色に相当する光(630nm)が励起するエネルギーであり、不対電子の一つがスピンの向きを変え、もう一つの不対電子と対を作り、互いのスピンを打ち消し合いスピン量子数は0になります。可視光から赤色が吸収された結果、薄い水色に色づいて見えます。気体酸素は無色透明です。

液体酸素

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【Qa 14】二酸化炭素CO2ガス、アルゴンArガス、水素H2ガスは、?

【Aa 14】

二酸化炭素CO2ガスやアルゴンArガスの回収にも、PSAが利用されます。また、天然ガスなどから水素を製造する際にも、PSAが利用されます。
詳細は二酸化炭素除去装置アルゴン回収装置水素発生装置を参照下さい。

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【Qe 1】窒素ガスをどのようにして作るのですか?

【Ae 1】

詳細はガス発生装置に記載していますので、御参照下さい。必要な流量、純度などより、膜式、PSA (Pressure Swisg Adsorption) 式、深冷式から最適な方法を選択します。

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【Qe 2】PSA 装置にはどのような種類がありますか?

【Ae 2】

右表のように大別することができます。

  • PSA:Pressure Swing Adsorption
  • PVSA:Pressure Vaccum Swing Adsorption
  • TSA:Thermal Swing Adsorption (PSAではありません)
・平衡分離型
(吸着剤:ゼオライト、平衡吸着量が大きい成分を選択的に吸着)
・等圧型 ・減圧・パージ型 (PSA)
・真空脱着型  (PVSA)
・非等圧型
・速度分離型(PSA) (吸着剤:MSC、吸着速度の大きい成分が選択的に優先吸着)

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【Qe 3】PSA式N2ガス発生装置の吸着・脱着は何秒で行われますか?

【Ae 3】

PSA (Pressure Swing Adsorption) 式ガス発生装置は、昇圧 → 吸着 → 塔均圧 → 減圧・脱着/再生 の各工程を右図に示す時間例(N2ガス生成例)を繰り返すによって高濃度の窒素ガス、或いは、酸素ガスを分離・生成します。
PSA式酸素ガス発生装置の動作例をこちらに示します!

吸着工程 均圧降圧工程 降圧再生工程

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【Qe 4】装置のランニングコスト(費用)はどの程度ですか?

【Ae 4】

工場空気等の圧縮された空気がある場合には、PSA式、膜式の場合は、ほとんどランニングコストはかかりません。圧縮空気がない場合には、圧縮機、ドライヤを設置する必要があり、その電気代がランニングコストになります。膜式はヒータを内蔵しており、その電気代を加える必要があります。定期的な保守費用が別途必要です(Ae5を参照)。

●電気代が15円/kWhとした場合の試算例は、以下の通りです。 その他の例はこちらを参照下さい!

PSA式
22m3/Hr、99.99% N2ガス発生 圧縮機 Kovelion VS175AD(出力11kW、ドライヤ含む消費電力13.2kW) + PSA SAT CNeco4-20(消費電力0.1kW) = 合計消費電力 13.3 kW
ランニングコスト = 13.3 kW x 15円/kWh / 22 m3/h = 9.1 円/m3-N2ガス
膜式
37mv/Hr、95% N2ガス発生 圧縮機 Kovelion VS175AD(出力11kW、ドライヤ含む消費電力13.2kW)+ 膜 SAT AT4E(消費電力2kW) = 合計消費電力 15.2 kW
ランニングコスト = 15.2 kW x 15円/kWh / 37 m3/h = 6.2 円/m3-N2ガス

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【Qe 5】装置の保守は、何が必要ですか?

【Ae 5】

PSA式
使用頻度(時間)に応じ、活性炭、電磁弁等の交換を推奨しています。装置を長くお使い頂くために! を参照下さい。
膜式 
駆動部等がありませんので、通常点検のみです。使用時間が長い場合は、酸素センサー他の交換を推奨しています。 

詳細は、提出します取扱説明書を参照下さい。(PSA式も含め、圧縮機の保守は別途必要です)

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【Qe 6】窒素 N2ガスは幾ら (何円) で製造できますか?

【Ae 6】

純度、流量、分離方法により異なります。PSA装置で製造した場合の窒素ガスの製造価格のイメージをここに示しますので、参照して下さい !

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【Qe 7】装置運転での注意事項はありますか?

【Ae 7】

(1)原料空気について

各方式ともコンプレッサ(圧縮空気)を使用します。コンプレッサから供給される原料空気量、圧力などが低下すると発生能力が低下します。また原料空気に油分などの不純物が混入すると吸着剤・膜が劣化し、発生能力の低下を招きます。このため、コンプレッサ、原料空気のラインフィルタはメーカ推奨に従った適正な維持・管理方法を行うことが重要です。
PSA装置は、複数の吸着塔を切替え、圧力スイングするため、切換え時などの必要空気量は時間と共に変動します。このため、ロード/アンロードするコンプレッサの場合は、容量調整周期(アンロード運転から次のアンロード運転迄に要する時間)が少なくとも確保できる容量の空気槽をコンプレッサの出口に設置する必要がある場合があります。詳細は、お問い合わせ下さい。

(2)製品ガス使用量について

製品N2ガスの使用量と、その酸素濃度はトレードオフの関係にあります。使用流量を増やせば、製品ガスの酸素濃度は増大し、純度低下を招きます。仕様以上の製品ガスを使用する場合には注意が必要です。逆に、使用流量を減らせば純度を向上できる場合がありますが、純度により酸素センサーが異なりますので、センサーの測定範囲・精度を確認する必要があります。

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【Qe 8】装置の排ガス濃度は幾らですか?

【Ae 8】

大気空気から窒素ガスをPSA、膜で製造する場合のPSA装置、膜装置から排出される排ガス中の酸素濃度は、右図の排ガス中酸素濃度で示すように20〜30%程度となります。このため、酸素も必要な場合に、窒素ガス発生装置の排ガスを使用しても効果は一般的にはほとんど期待できません。
窒素純度が高くなるほど、洗浄などで利用する窒素ガス量が増えるため、窒素回収率が悪くなり、排ガス中の酸素濃度は、大気成分に近づきます。

酸素PSAの場合の排ガス中の濃度は、ここに示します。

窒素回収率

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【Qe 9】N2ガスの純度はどのようにして測定しますか? センサーは?

【Ae 9】

窒素ガス発生装置の純度は、N2(窒素)+Ar(アルゴン)の容積濃度値で、製品N2ガス中の残存酸素濃度で換算・表示されます。純度により酸素濃度計の仕様が右表のように異なります。N2純度に対する酸素濃度は、各々( )内に示すもので、99%(O2:1%以下)、99.9%(O2:1,000ppm以下)、99.99%(O2:100ppm以下) 、99.999%(O2:10ppm以下)となります。

純度 vol% 93 / 95.0 99.0 99.9 99.99 99.999
測定範囲 0~10.0% 0.05~1% 50~1,000ppm 0~10/100ppm
精度 ±5 %F.S.(25℃)
(但し、100ppm時のみ±15ppm)
±1% F.S.(25℃)

 酸素濃度の測定には、ジルコニア限界電流式センサーを使用します。良好な酸素イオン導電体として知られているジルコニア固体電解質で出来たセンサー素子に電圧を与えると、酸素イオンをキャリアとするイオン電流が流れます(右図参照)。しかし、測定雰囲気から気体拡散孔を通してセンサー素子に流れ込む酸素量が気体拡散孔で制限されるため、出力電流に限界電流特性が観察されます。この限界電流値は、測定雰囲気中の酸素濃度と共に変化し、酸素濃度が低い時は、限界電流は近似的に酸素濃度に直接比例することにより、酸素濃度の測定に利用できます。

酸素濃度の測定

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【Qe 10】圧縮空気の清浄等級(清浄度)はどのように表示されますか?

【Ae 10】

ガス発生装置などに供給される圧縮空気は、粒子、水分、オイルなどを予め取り除いて供給する必要があります。圧縮空気の清浄等級(清浄度)は、JIS8392-1:2012 (ISO8573-1:2010) に以下のように表示すると規定されています。
JIS B 8392-1:2012 [A:B:C]

  1. A:粒子の清浄等級
  2. B:湿度及び水分の清浄等級
  3. C:オイルの清浄等級

例えば、ガス発生装置に供給される圧縮空気は、機器構成等により異なりますが、通常、JIS B 8392-1:2012 [ 2 : 6 : 1 ]以上のものが求められます。適用フィルターは、こちら
を 参照下さい。詳細はお問い合わせ下さい。

*1:液状オイル,オイルミスト及びオイル蒸気
*2:等級 6 は 5 μm の粒子 95 %以上,等級 7 は40 μmの粒子95 %
  以上を除去できることを示します。

等級 粒子 湿度/水分 オイル
1m3当たりの最大粒子数 質量濃度 蒸気 液体 総濃度*1
0.1<d≦0.5μm 0.5<d≦1μm 1<d≦5μm mg/m3 圧力露点℃ g/m3 mg/m3
≦20,000≦400 ≦10- ≦-70- ≦0.01
≦400,000≦6,000 ≦100- ≦-40- ≦0.1
- ≦90,000 ≦1,000 - ≦-20 - ≦1
- - ≦10,000 - ≦+3 - ≦5
- - ≦100,000 - ≦+7 - -
- - - ≦5*2 ≦+10 - -
- - - ≦10*2 - ≦0.5 -
- - - - - ≦5 -
- - - - - ≦10 -
- - - >10 - >10 >5

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【QL 1】装置設置には、官公庁への届出・許可が必要ですか?

【AL 1】

膜装置、PSA装置共に、単体では使用者としての届出・許可は必要ありません。但し、以下の場合は、届出等が必要です。

  1. (1) 空気圧縮機の出力が7.5kW以上 (圧縮機内蔵型のチッソメイトSN8シリーズ他): 騒音規制法・振動規制法、指定地域、規制値(騒音の概要はこちら)など運用の判断が都道府県知事に委ねられているため、都道府県により規制の内容が異なります。
    通常設置工事の開始、変更の30日前までに届出なければなりません。詳細は、各市町村の担当課にお問い合わせ下さい。
  2. (2) 吸着槽、バッファタンク等で第二種圧力容器(概要はこちら)に該当する場合: 届出は不要
    但し、使用を開始した後、一年以内ごとの定期自主検査が必要です。
  3. (3) 1MPa以上に加圧する場合 : 高圧ガス保安法の項を参照下さい

深冷装置は、装置内で液化ガスを取り扱うため、高圧ガス保安法の適用を受けます。「指定設備(法第56条の7、公共の安全の維持又は災害の発生の防止に支障を及ぼすおそれがない設備)」の認定装置の場合には、緩和措置があります。詳細はお問い合わせ下さい。

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【QL 2】高圧ガス保安法の適用を受けますか?

【AL 2】

1MPa(10.2kg/cm2G)以上に加圧されたガスの場合は、高圧ガス保安法の適用を受けます。この場合、高圧ガス保安法で定める処理量により、都道府県への届出、或いは 許可が必要になります。 但し、圧縮装置内の5MPaまでの空気や窒素ガスなどの第一種ガスは、高圧ガス保安法の適用除外(施行令第2条3の二)です。【AL3】参照。

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【QL 3】HPGの「不活性ガス」 「第一種ガス」とは何ですか?

【AL 3】

不活性ガス : ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノン、ラドン、窒素、二酸化炭素、又はフルオロカーボン(可燃性のものを除く)by 一般高圧ガス保安規則 第二条 四
第一種ガス : ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノン、ラドン、窒素、二酸化炭素、フルオロカーボン(可燃性のものを除く)、又は 空気 by 高圧ガス保安法施行令 第三条

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【QL 4】HPG (高圧ガス保安法) 適用除外の「圧縮装置」とは何ですか?

【AL 4】

高圧ガス保安法施行令の第二条第3項に「その他災害の発生のおそれが無い高圧ガス」として、以下が記載されてします。

  1. (1)圧縮装置内における圧縮空気であって、圧力が5MPa以下(一部略)
  2. (2)政令関係告示第1条に定める方法(漏洩対応等)により設置されている圧縮装置内の圧縮ガス(第一種ガス)であって、圧力が5MPa以下 (一部略)

この中の「圧縮装置」とは、以下と規定されています。経済産業省平成19・06・18原院第2号、運用及び解釈につして(内規)p.12(2)より
圧縮機、空気タンク(設備の配置等からみて一体として管理されるものとして設計されたものに限る)、配管、油分離器等(位置は任意)から構成されるもの、又は、空気タンク等を有しない圧縮機をいい、右図の例に示す(イ)(ロ)(ハ)の範囲内の装置。上記「圧縮装置」から排出された圧縮空気は、以下で運用:

  1. (1)高圧ガス保安法の適用を受ける場合 : 容器等への充填行為等高圧ガスの製造をするとき
    1. i) 但し、「タイヤの空気の充填行為」及び「減圧弁による製造」は製造とはみなさない。
    2. ii) 当該圧縮空気を容器等に充填する場合は、処理設備がない事となるため処理量は、0m3として取り扱う。
      尚、当該圧縮空気を貯槽又は容器により貯蔵する場合には、貯蔵の基準がかかることとなる。
  2. (2)法の適用を受けない場合 : 気密試験用等消費をする時

第3項第2号の不活性ガス圧縮装置内の5MPa以下の不活性ガスの適用除外についても上記の空気圧縮装置と同様の扱いとする。尚、不活性ガスの供給源が高圧ガスである場合には、当該部分は法の適用を受ける。

圧縮装置

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【QL 5】二圧(第二種圧力容器)とは、どのような規格ですか?

【AL 5】

0.2MPa-g(ゲージ圧)以上の気体をその内部に保有する容器(第一種圧力容器を除く)の内、以下に掲げる容器を言います。

a)内容積が40Liter以上の容器、b) 胴の内径が200mm以上で、且つ その長さが1,000mm以上の容器(内容積31.4Liter)

二圧が適用される容器は製作メーカにて、個別検定を受け、合格した後に設置します。
設置報告等の届出は不要です。但し、お渡しする第二種圧力容器明細書(原本)は重要書類ですので大切に保管下さい。
設置した後に、事業者が守るべき主な事項は以下の通りです。(詳細は最新のボイラー及び圧力容器安全規則第86条~89条参照下さい)

a)安全弁の調整(最高使用圧力以下で作動)、b) 圧力計の保護(内部凍結、80℃以上の措置)、
c)定期自主検査(本体/蓋締付ボルト/管・弁の損傷・摩耗)、補修措置とその記録の3年間保存 他

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【QL 6】高圧ガス保安法(HPG)のガス設備とは何ですか?

【AL 6】

高圧ガス製造設備に供給する原料ガス等はガスの種類によっては、高圧ガス保安法の以下の適用を受けます。例えば、PSA等で製造された可燃性ガス、毒性ガス、酸素ガスを高圧ガス設備に供給する場合は、その適用を受けます。詳細は、一般高圧ガス保安規則を参照下さい。

  • ガス設備とは一般高圧ガス保安規則2条1項14号で次のように定義されています:
    製造設備(製造に係る導管を除く)のうち、製造をする高圧ガスのガス(その原料となるガスを含む)の通る部分
  • ガス設備に適用される技術基準には、以下のようなものがあります。一般高圧ガス保安規則6条、以下 例:
    1. ①可燃性ガス、毒性ガス及び酸素のガス設備(高圧ガス設備及び空気取入口を除く)は、気密な構造とすること。(10号)
    2. ②ガス設備(可燃性ガス、毒性ガス及び酸素以外のガスにあつては高圧ガス設備に限る)に使用する材料は、ガスの種類、性状、温度、圧力等に応じ、当該設備の材料に及ぼす化学的影響及び物理的影響に対し、安全な化学的成分及び機械的性質を有するものであること。 (14号)  具体的な材料の規定は例示基準の9項「ガス設備等に使用する材料」に示されている。
    3. ③毒性ガスのガス設備に係る配管、管継手及びバルブの接合は、溶接により行うこと。ただし、溶接によることが適当でない場合は、保安上必要な強度を有するフランジ接合又はねじ接合継手による接合をもつて代えることができる。 (35号)
    4. ④特殊高圧ガス、五フッ化ヒ素等、亜硫酸ガス、アンモニア、塩素、クロルメチル、酸化エチレン、シアン化水素、ホスゲン又は硫化水素のガス設備に係る配管は、これらのガスの種類、性状及び圧力並びに当該配管の周辺の状況(当該配管が設置されている事業所の周辺における第一種保安物件及び第二種保安物件の密集状況を含む)に応じて必要な箇所を二重管とし、当該二重管には、当該ガスの漏えいを検知するための措置を講ずること。ただし、当該配管をさや管その他の防護構造物の中に設置することにより、配管の破損を防止し、かつ、漏えいしたガスが周辺に拡散することを防止する措置を講じている場合は、この限りでない。(36号)

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