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超臨界二酸化炭素 CO₂ 適用分野とプロセス : 微粒子 |
光制御で美しい素肌感を再現する複合粉体 : 母粒子と子粒子の ①凝集が無く、②均一コーティング膜からなる複合化粉体の調整を実現
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超臨界流体の溶解度制御性による結晶粒子の新規な単離・精製が可能 |
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結晶粒子の特性をデザインし、制御する事が可能:形状、サイズ、形態、微粒不純物 |
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ガス中、液中と異なる粒子運動挙動を実現する事が可能 |
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シングルステツプでの生成が可能 |
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溶媒を用いないプロセスが可能(RESS法) |
【用途】樹脂、漢方、医薬品(DDS)、顔料、化粧品、トナー粒子への帯電防止剤コーティング(Ex:JP2005-301250) 他
溶媒の組成を変えることなく、圧力と温度の制御のみで溶解度を広範囲にしかも急速に変化させる事が可能で、結晶粒子の形状、サイズ、形態、微量不純物などを制御する事が可能な新規な結晶粒子の形成方法です。
密閉系で且つシングルステップでの微粒子の生成が可能で、分散性に優れた(含有物の均一性確保)、或いは、マイクロカプセル化などが可能です。
超臨界流体を利用した微粒子の生成方法としては、以下のものがあります。
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急速膨張法:RESS(Rapid Expansion of Supercritical Solutions)
SC-CO₂に目的物資を溶解、ノズルを介して急速減圧する。有機溶媒を使用しない。CO₂は無極性であり、目的物質の溶解度が小さいのが難点
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貧溶媒化法:Anti-Solvent 目的物資の溶解している極性有機溶媒にSC-CO₂を吹込む事で、極性有機溶媒のもつ溶解力を低下させ、溶質を析出させる方法
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GAS (Gas Anti-Solvent) 法、SAS (Supercritical fluid Anti-Solvent) 法: 粒子サイズの制御は貧溶媒化の圧力変化速度による |
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ASES (Aerosol Solvent Extraction System) 法、SEDS (Solution Enhanced Dispersion by Supercritical Fluids)法:
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ミクロン、ナノサイズ粒子を製造する場合に用いられる名称。SC-CO₂中に目的物質の溶解した有機溶媒が吹込まれ、基質としての目的物質が微粒子化
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ガス飽和・懸濁溶液法: PGSS (Particles from Gas-Saturated Solutions)
SC-CO₂を液体としての基質或いは基質が溶解、懸濁している溶媒に供給し、次いでノズルを介して固体微粒子或いは液滴を生成させる
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CPF法 :Concentrated Powder Form 多孔質粉体に急速減圧により生成する微滴(香料・色素等のSCF溶解機能性物資)を吸収させる5μ~2mm粒子に~80%含液の粉体形成が可能
例:単体粒子(澱粉、珪酸、セルロース、砂糖、乳化剤他)に香料/植物抽出物(パプリカ、ストロベリー、ウコン、セロリ、タイム他)を含浸 |
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